T45 Goshawk の部屋

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 EDFは空気の通り道を胴体の中に作らなければいけないので、構造が複雑になります。30mmEDFは非力ですので、なるべく単純な構造で軽量化を目指す必要があります。
 普通の機体のように胴枠を配置したのでは構造が複雑すぎるので、ネットを色々調べた結果、スチレン機にみられるモノコック構造をバルサで作ってみようと思います。
 
参考にした機体です。RC Groupsから拝借。
 スペック
翼幅      45cm
全長      48cm
飛行重量    180g
翼型      N22(フラットボトム 12%)

EDF     30mm
モーター    QF1611-7000kv
操縦      エルロン2サーボ
        エレベーター
バッテリー   3セル450mAh
受信機     フタバ R2106GF
サーボ     EMAX ES9051
アンプ     HORNET 12A


フルハイで8.5A流れました。

完成写真 前から
参考にしたRC Groupsの写真とそっくりですね。

完成写真 後ろから
SilverBulletのロゴが薄くて目立ちません。
 
飛行記録
 2019年10月20日
 初飛行してきました。天候は曇り、弱い東の風。
 
 ギャラリーは重心位置をもっと前といいますので、バッテリーを最大限前に取り付けました。これで重心位置はスパーが胴体と交わる位置になります。エレベータ、エルロンともにエクスポ-30%にしました。各舵の方向確認をもう一度、OKです。

 クラブ員に手投げをお願いしました。私たちの飛行場は山の中で風が渦を巻くため、風向きの判断が難しいです。投げてもらった時も浮きが悪く焦りました。何とか上空に上げてトリムを確認、幸いノートリムです。上空旋回しますがエレベータの効きがやや悪いかな?一方で、エルロンは効きすぎます。というよりもスパンが小さいためロール方向が不安定(要するにコロコロ)なのかもしれません。クラブ員が重心を見るためにモーターを止めてほしいといいますので止めてみましたが、頭下げになりますので重心が前過ぎのようです。
 フルハイの時のダクトの音は静かでよい音でした。スピードは決して速くはありませんが何しろ小さいうえ、雲があって白い機体は見づらいです。もう少しロールが安定していれば低空を飛行させたいですね。でもターンするたびにナイフエッジになってしまいます。

 数回上空旋回したところで着陸に入ります。モーターを止めると沈降が早いのでスロットルを維持しつつゆっくり降下させました。接地寸前までロール方向は安定していました。飛行場整備の直後でしたので草に取られることもなく、完璧な着陸でした。

 心配したエルロンのリンケージですが、草の上なので全く無傷でした。あとで推力を確認してみましたが、自重とほぼ同じかやや低い程度でした。

製作記 

材料をカットしました。1mmバルサ1枚、1.5mmバルサ5枚、2mmバルサ2枚、3mmバルサ1枚そして1.2mmベニヤ1枚の構成です。

初めに胴体底面を組み立てます。幅が大きいので2分割しているのを1枚に貼り合わせます。

胴体底板はこのように3分割ですが、真ん中のパーツは主翼を組み立てる都合で接着できません。テープで仮止めしました。

三角はコクピットの側板、四角形はダクトの側板です。EDFの機体はどうしても胴体が2分割になるので、構造が複雑になります。

機首は細く絞り込むため、側板や底板を曲げなければなりません。曲げやすいように10㎜ピッチで切れ目を入れました。

ダクト側板もダクトの入り口を少し絞りますので、曲げやすいように切れ目を入れました。なお、主翼の断面が見えていますが、後で切り離します。

底板にコーナー部品F10、F11を接着した後、コクピット側板B1、B2を接着します。機首が絞られていますので、テープで仮止めします。

胴枠F2を取り付けます。
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先頭部に胴枠F1を接着しますが、側板と底板の寸法があっていませんので隙間が空いてしまいました。機首を絞ると展開寸法が難しいです。

コクピットの開口部にベニヤの枠を接着します。
側板の上面と面一になるように注意します。

コクピットの後ろはダクトの入り口になりますので細く絞ります。サーボトレーを載せてみたところ、ミスですね、飛び出してしまいました。

ダクト側板B3、B4を取り付けます。後ろが少し跳ね上がっていますので、先に後ろだけ接着します。

胴体側板は、前方は曲がっていますのでテープで仮止めしながら接着します。主翼の取り付け部分はあとで切り離しますので、接着しないように注意します。

EDF保持枠F6、F7を接着します。
続いてダクトをはめ込み、手芸ボンドで接着しました。

EDFの後ろには排気ダクトを取り付けます。ダクトは0.1mm塩ビシートです。後方の枠はF8ですが、前方の枠は設計になかったので追加しました。

追加の枠はEDF枠F7の後ろにぴったりはめ込みます。F8はダクト側板の一番後ろに接着します。塩ビのダクトは手芸ボンドで接着しました。

胴体天板を接着しました。ダクト吸気口は絞り込んでいますのでテープで仮止めして接着します。

胴体から主翼の取り付け部分を切り離します。絞り込んだコクピット後ろを胴体天板に接着します。これでかなり丈夫になります。

コクピットには補強を兼ねて2次元のパイロットを作りました。これは前後の斜めになった枠の位置決めにもなっています。

コクピット前後の胴枠F2、F4を、コクピットに合わせて取り付けます。F1とF2の間にはストリンガーF9を取り付けます。

コクピットを取り外したところです。
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プランクします。必要な厚さは1.5㎜なのですが、3mmバルサを甲板張りして、ガシガシ削って形を作りました。

機首はバルサブロックを作って貼り付けました。
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きれいに整形できました。
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胴体後部を作ります。真ん中に胴枠F5を接着し、側板A10、A11を取り付けます。
ここでは天板を取り付けません。

天板で蓋をする前にアンプを組み込みます。このスペースにはエレベータリンケージも通るため、配線が動かないようにスーパーXで接着してしまいました。

アンプはここに置きました。
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キャノピーは塩ビシュリンクチューブを整形します。キット化する予定はありませんので、型は発泡を使った簡易型です。

形を整えたら、発泡の表面を滑らかにするためにパテを擦りこみます。最後に表面をつるつるにするために塗装しました。

キャノピーを整形しました。(写真なし) 外形を切り出して仮組してみました。いいですね。後は内部をグレーで塗装します。

垂直尾翼は3mmバルサで作りました。組み立て後、なんちゃって翼型にサンディングしました。ほぞ組みになので図面がなくても組み立てられます。なおほぞに隙間が多く、必要に応じて隙間にバルサ粉を詰めるとよいでしょう。

水平尾翼も3mmバルサです。エレベータ付きです。これもなんちゃって翼型になるようにサンディングしました。
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主翼を組み立てます。主翼はさすがに歪みやすいので原寸図面の上で組み立てました。丁寧にほぞをはめ込まないと浮き上がることがあります。

エルロンも図面の上で組み立てます。ほぞ組みではありますが、テープで仮止めなどしないとズレやすいです。

左右の主翼が組みあがりました。この後、リブ形状にそろえて翼型になるようにサンディングしました。

部分プランクとサーボベッドを取り付けたら、左右の翼を接合します。軽量かつ胴体で抑えるのでカンザシはありません。

胴体内の空気の通り道を作る部分ですが、複雑な形状で現物合わせでないと翼型に合いません。隙間や傾きを見ながら調整しました。

主翼を胴体に取り付ける方法ですが、設計では接着を考えていましたが、現物を見ると接着面がありません。考えたのがこのパーツ。

ねじ止めする場所は空気の流れを妨げない位置としてここを選択。
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主翼側はメインスパーに取り付けました。実際には丸棒をねじ止めした状態で、現物合わせでぴったりはまるように調整しました。

写真が前後しますが、主翼前方に蓋(ストッパー)を取り付けました。
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吸気口から見れば当然段差になりますので、スロープを付けしました。
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エレベータのリンケージを検討しました。エレベータは左右分割なので、カーボンロッドの先を二股に分けています。

二股リンケージは胴体からの取り出しに苦労します。胴体の天井を蓋する前に引き出し方を検討しました。

胴体後部の蓋をしました。
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コーナーを軽くサンディングしています。
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以上で木地完です。なんだか主翼が小さいので飛ぶか心配になってきました。
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カラーデザインは軍用と民間の中途半端なイメージですが、ロゴだけ民間を入れました。車はホンダ、カメラはキャノン、ラジコンはフタバ。自分の趣味です。

てなこと言いながら、ロゴを作るのが面倒だったので、手持ちのステッカを貼っただけにしちゃいました。                     

コクピットは2次元のパイロットが乗っています。といっても、ヘルメットが白くてヘッドレストが赤いだけですが、これでも遠目で見るとちゃんとパイロットに見えますよ。

エルロンリンケージの様子です。脚がないからリンケージは上面のはずだったのに、やっぱりかっこ悪いので下面にしちゃいました。その分カバーを後付け。

エレベータリンケージは左右が分かれているので二股リンケージです。クレビスは愛用のMPJマイクロ。ラダーはフィルムの色分けだけで動きません。
以上でT45 Goshawkは完成しました。
反省点
良かったこと
(1)10年ぶりくらいでEDFを作りました。EDFの構造は難しいです。
(2)後退角付きの主翼でも、狭いエリアを有効に使ってサーボの搭載ができました。

悪かったこと
(1)主翼下面のパンの接着が、空中に浮いてしまったのは設計の手抜きです。
(2)エアインテーク内のフィルム貼りができませんでした。塗装仕上げの手もあったと思います。
(3)足がないときはやっぱりエルロンリンケージは上面ですね。